ちらし画像
ダウンロードkujira_2017_files/%E3%81%8F%E3%81%97%E3%82%99%E3%82%89%E3%81%AE%E5%A2%93%E6%A8%99%202017%20%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf

『くじらの墓標』は1993年初演。翌年、全国ツアー。

  1998年、ロンドン・ゲート・シアターのレパートリーとして、

  コンプリシテのリロ・バウア、クライヴ・メンデスらの出演により上演される。

  1999年ニューヨークのラ・ママ実験劇場等、世界各地のプロダクションで上演、出版される。

  初演から24年を経て、世界の注目を集めた燐光群初期代表作、再登場。

中山マリ 鴨川てんし 都築香弥子

川中健次郎 猪熊恒和 HiRO 大西孝洋

樋尾麻衣子 杉山英之 武山尚史 山村秀勝

田中結佳 宗像祥子 塩尻成花


318日(土)~ 31日(金)

文化庁文化芸術振興費補助金

(舞台芸術創造活動活性化事業) 

3/18(土)はプレビュー。

全席自由・一律2500円・人数限定・劇団予約のみ扱い。


受付開始○開演の40分前 開場○開演の30分前

開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。

未就学児のご入場はご遠慮下さい。

【全席指定】 


一般前売 3,800 ペア前売 7,000 当日 4,200

U-25(25歳以下)/大学・専門学校生2,500円 高校生以下1,500円  ※U-25/学生券は前日迄にご予約の上、当日受付にて要証明書提示。 

【前売扱所】


燐光群オンラインチケット(U-25/ 学生券を除く) http://rinkogun.com/Ticket.html 

24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます

お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。※会員登録(無料)が必要です。


ご予約・お問合せ燐光群/(有)グッドフェローズ

◇ 03-3426-6294

ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp

◇ こちらのフォームからもご予約頂けます(右のURLまたは画像より)。 https://ssl.form-mailer.jp/fms/0fa620c7489128


①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。

② 当日、開演の15分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットをお渡しします。

■■開演の10分前までにご精算頂けない場合は、あらかじめご用意したお席にご案内できない場合がございます。

■■※キャンセル・日時変更はできません。 


 (公財)武蔵野文化事業団

0422-54-2011 https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/

一般前売3,800円のみ扱い。2月17日(金)発売開始。


照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)  

音響○島猛(ステージオフィス)

舞台監督○森下紀彦

美術○加藤ちか・じょん万次郎

演出助手○村野玲子

衣裳○小林巨和

文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ

オリジナル宣伝デザイン○遠井明巳

宣伝意匠○高崎勝也

協力○オフィス・ミヤモト

制作○古元道広 近藤順子 

Company Staff○桐畑理佳 秋定史枝 大浦恵実 鈴木菜子 

番匠郁 脇園ひろ美 松岡洋子 福田陽子 鈴木陽介 西川大輔 

宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ

提携○(公財)武蔵野文化事業団

主催○有限会社グッドフェローズ

【開演時間】

20日(月・祝)中根公夫(プロデューサー)

21日(火)水道橋博士(芸人・浅草キッド)

22日(水)高野己保(医療法人社団養高会 高野病院 理事長)

23日(木)小島曠太郎(文筆家・ラマレラ捕鯨文化研究家)

アフタートーク

★以下のゲストと坂手洋二によるアフタートークを予定しています。

 本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。

 

くじらの墓標 2017

  作・演出○坂手洋二

冷徹な現実と幻想が織りなす魅力的な社会劇

扇田昭彦

 劇作家・坂手洋二が率いる気鋭の劇団「燐光群」は、現代の社会問題やマイノリティーの人々を素材にした硬派の劇を送り出してきた。

彼らの新作「くじらの墓標」は、廃業に追いこまれた鯨捕りの漁民たちのその後を、重層的な手法で描いている。

 東京湾沿いの倉庫が舞台。そこに勤める青年イッカク (大西孝洋)は、捕鯨で生きてきた一族の子孫で、交通事故の後遺症をかかえている。そこに故郷の叔母(中山マリ)や、海難事故で死んだと思われていた五人の兄たち(川中健次郎、猪熊恒和ら)が現れて、意外な真実を浮かび上がらせる。

 抑え気味の演技、飾り気のないせりふの中から、捕鯨問題の現在が見えてくる。解体する家族の光景がそれに重なる。

 だが、この劇にはリアリズムを超えたさらに別の伏流があり、それがせりあがる後半、舞台は異様な悪夢のような光に照らし出される。

 見慣れた倉庫が不意に荒れた大海原に変わる、まさに演劇だからこそ可能な展開が見事だ。

 主張を抑え冷徹な現実と幻想を交錯させるこの「社会劇」は、魅力的である。

(朝日新聞 93年1月11日 抜粋)

中根公夫(なかね ただお)

1938年生まれ。学習院大学仏文科卒業後1962年東宝に入社、菊田一夫に師事。1963年、文部省派遣フランス政府給費留学生としてパリ国際演劇大学に留学、パリ国立オペラ座等で3年間研修を経て、東宝に復職。1971年よりプロデューサーとして100本以上の演劇を製作。

1974年、蜷川幸雄を東宝に招き日生劇場で『ロミオとジュリエット』を上演、『王女メディア』『近松心中物語』『NINAGAWA・マクベス』はじめ東宝での蜷川演出全作品を製作。1983年には、『王女メディア』のギリシャ公演を実現し、以後10年間にわたり毎年蜷川作品の海外公演を実施し、“世界のNINAGAWA”の名を確立していった。

1987年には、蜷川作品の海外公演を製作するため、ポイント東京株式会社を設立し、取締役社長となり、蜷川作品ほか多数の演劇作品をプロデュース。(~1994年までは東宝在籍のまま) 傍ら国際舞台芸術交流センター(現NPO法人)を設立し、舞台芸術見本市事務局長、国際演劇協会日本センター理事などを歴任。2005年以降は引退。



水道橋博士(すいどうばし はかせ)

1962年8月18日生まれ、岡山県倉敷市出身。

86年にビートたけしに弟子入り、翌年、玉袋筋太郎とともにお笑いコンビ「浅草キッド」を結成。

テレビやラジオ、漫才を中心に活躍する一方、ライターとしてもコラムやエッセイを執筆する。

主な著書に『藝人春秋』『博士の異常な健康』、最新刊は『はかせのはなし』。

自身が編集長を務める日本最大級のメールマガジン『水道橋博士のメルマ旬報』好評配信中。

主な出演番組に『あさイチ』『総合診療医ドクターG』(NHK)、『バラいろダンディ』(TOKYO MX)等。


小島曠太郎(こじま こうたろう)

文筆家・ラマレラ捕鯨文化研究者。沖縄県在住。1993年より毎年2回インドネシア、レンバタ島のラマレラ村に通い、木造帆船と手投げ銛でマッコウクジラを獲る伝統捕鯨と、クジラ肉などの物々交換経済システムによる山の民と共生関係を「ラマレラ捕鯨文化」と捉え、江上と共同で調査・研究をしている。1997年『クジラと少年の海』(理論社)で産経児童出版文化賞推薦受賞。1999年『クジラと生きる』(共著、中公新書)、2001~2004年ラマレラ・生命の物語三部作『クジラがとれた日』ほか(共著、ポプラ社)、2012年『捕鯨の文化人類学』(共著、成山堂書店)など。

24年間で捕獲を体験したマッコウクジラは72頭、2000年5月には燐光群『南洋くじら部隊』公演に向けた取材で坂手洋二氏ほかメンバーとラマレラ村を訪れてクジラ2頭を捕獲し、村人たちと幸福を分かち合った。ラマレラ訪問30年を目標に研究活動を継続中。

【戯曲】

「くじらの墓標」は、記憶を呼び覚ます劇薬だ。 自然との戦い、血のたぎりを喚起する幻想と現実。

坂手は自然から切り離されたわれわれの深層意識を激しく揺さぶる、揺さぶらずにはいない刺激的な舞台を創出した。

戯曲 『くじらの墓標』(而立書房 1,500円+税)

http://jiritsushobo.co.jp/gikyoku_nichi05.html

【くじらに関する燐光群・坂手洋二の作品】


燐光群+ザ・スズナリ 新春特別提携公演

『くじらの墓標』 Epitaph for the Whales

作・演出○坂手洋二

<東京>1993年1月7日(木)~17日(日) 下北沢ザ・スズナリ




『くじらの墓標』 Epitaph for the Whales

作・演出○坂手洋二

<大阪>1994年10月21日(金)~23日(日) 扇町ミュージアムスクエア 扇町ミュージアムスクエア10周年特別企画

<京都>1994年11月4日(金)~6日(日) 京都大学西部講堂 「西部十月」連続公演ファイナル

<浜松>1994年11月9日(水)・10日(木)  クリエート浜松

<名古屋>1994年11月13日(日)・14日(月) ロマン座

<東京>1994年11月18日(金)~30日(水) 下北沢ザ・スズナリ


Epitaph for the Whales 『くじらの墓標』

作○坂手洋二

演出○串田和美

1998年3月2日〜21日 ゲート・シアター(ロンドン)


リロ・バウア Lilo Baur

ジュリアン・ルイス Julian Louis

PHOTO: PAU ROS








Epitaph for the Whales (staged reading) 『くじらの墓標』

作・演出○坂手洋二

1999年7月12日(月) ラ・ママ実験劇場(ニューヨーク)


燐光群+国際交流基金

『南洋くじら部隊』 Whalers in the South Seas

作・演出○坂手洋二

<東京>2000年11月23日(木)〜12月11日(火)下北沢ザ・スズナリ

<沖縄>

12月15日(金)名護市民会館 大ホール

12月16日(土)読谷村文化センター

12月20日(水)・21日(木)那覇 パレット市民劇場

撮影○大原狩行



















<ランドマイン・プロジェクト>

『じらいくじら』(英訳)

作○坂手洋二

2001年 シンガポール会議


『白鯨 Moby Dick』

原作○ハーマン・メルヴィル

構成・演出○リアン・イングルスルード

芸術監督○坂手洋二

<東京>2001年11月29日(木)〜12月9日(日) 下北沢ザ・スズナリ

<尼崎>2001年12月13日(木)・14日(金) ピッコロシアター 大ホール[ピッコロシアター鑑賞劇場]


Epitaph for the Whales リーディング

作○坂手洋二

演出○Lim How Ngean

2005年 マレーシア


『戦争と市民』

作・演出○坂手洋二

<東京>2008年11月21日(金)〜12月7日(日) 下北沢ザ・スズナリ

<仙台>2008年12月10日(水)〜11日(木) エルパーク仙台スタジオホール

<東京>2008年12月14日(日) 盛岡劇場 メインホール

<名古屋>2008年12月18日(木)・19日(金) 東文化小劇場

<福岡>2008年12月22日(月)・23日(火・祝) イムズホール[イムズパフォーミングアーツシリーズ08  vol.10]

<伊丹>2008年12月25日(木)〜28日(日)AI HALL[共催公演]

















<水のフェスティバル>

『入り海のクジラ』(仏訳)

作○坂手洋二

2012年 マルヌ(フランス)


『じらいくじら』『入り海のクジラ』(“無秩序な小さな水のコメディー”)

作・演出○坂手洋二

<東 京>2012年7月2日(月)~20日(金)梅ヶ丘BOX

<盛 岡>2012年7月24日(火)・25日(水)いわてアートサポートセンター

<仙 台>2012年7月27日(金)・28日(土)せんだい演劇工房10-BOX

<名古屋>2012年8月3日(金)~5日(日)七ツ寺共同スタジオ

<大 阪>2012年8月7日(火)~10日(金)ウイングフィールド















http://rinkogun.com/2011-/entori/2012/7/2_Uchu_Miso_Shiru_files/舞台写真6枚.pdf


第50回岡山市芸術祭

公益財団法人 福武教育文化振興財団 創立25周年記念事業「犬島 海の劇場 2012」

『内海のクジラ』 Whalers in the inland Sea

作・演出○坂手洋二

2012年9月22日(土祝)・23日(日)

<岡山>犬島・西ノ谷湾岸

高野己保(たかの みお)

佛教大学社会学部社会福祉学科卒業。社会福祉士・精神保健福祉士。父親である医療法人社団養高会(いりょうほうじんしゃだんようこうかい)理事長が院長を勤める高野病院の事務長に、2008年4月に就任。

病院の立地町は、2011年3月の東日本大震災時にともなう東京電力原子力発電所事故により一時屋内退避区域となった。それにより町は行政機能を、県内の他の地域に移し、町には患者さん107名と十数名のスタッフのみが残ることになった。治療に専念する院長に代わり、外部との折衝等すべてを行い、双葉郡で唯一病院を閉鎖することなく、現在も診療・入院機能を継続している。

原発事故により一時閉鎖した、隣接する特別養護老人ホーム花ぶさ苑を再開するために尽力。2012年4月に再開し、施設長を2014年10月まで兼任する。2014年3月には当時の様子からその後の出来事が記録された「高野病院奮戦記 がんばってるねじむちょー」が東京新聞出版部から出版された。

2016年11月法人の理事長に就任。

2016年12月30日、前理事長であり病院の院長であった、父高野英男が不慮の事故で亡くなってからも、コミュニティが失われた地域にあって、必要とされる地域の医療と福祉を死守すべく日々奮闘している。

撮影○姫田蘭