過去の上演作品[2011-]
過去の上演作品[2011-]
happunkan
座・高円寺 秋の劇場19 日本劇作家協会プログラム
8分間
作・演出○坂手洋二
11月21日(金)〜30日(日) 座・高円寺1
12月5日(金)〜7日(日) AI・HALL (伊丹市立演劇ホール)
12月9日(火) 岡山市立市民文化ホール
12月12日(金)・13日(土) 愛知県芸術劇場小ホール
14/11/21
昼間。駅のプラットフォーム。
階段を駆けてきたが目の前で車輌の扉が閉まる。
間一髪、間に合わなかった。
8分間。これから8分間。
次の鈍行を待つ。
この時間帯、鈍行の間隔は、いつも8分間。
8分間を待つ。
ふだんと変わらぬ暮らしの中の一コマのはずだった。
『屋根裏』以来の衝撃。冒険する演劇空間。「ドラマ」を問い直す、最新の劇場体験。
2014年。『現代能楽集 はじめてなのに知っていた』、『ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド』、『カウラの班長会議 side A』国内・オーストラリアツアーに続く、
燐光群・31年めの快進撃、その集大成。
日常を生きるごく普通の人物たち。彼らはそれぞれ、「事件」を想起する。
例えば、電車から降りようとした女性客が足を踏み外しホームと車両の間に落ちてしまう。乗客らが自主的に降車、一致団結してその女性を引っ張り出し、無事救出。このことは全世界に報道され、日本人の非常時の結束力に賞賛の声が上がった。救出劇は、ぴたり8分間の間に行われた。……この劇は検証する。登場人物たちが別な行動を取っていたら? 乗客たちが別な顔ぶれだったら? そもそもその「事件」は本当に起きたのか。劇はさまざまな可能性によって、いくつもの展開を辿る。これは導入部に過ぎない。その時々のシチュエーションにおいて、さまざまに反応する人々の姿。労働、家族、生活、教育の問題。人々の集合無意識。都市の残像。
シビアに、時にユーモラスに、大胆かつ細心に描かれる「8分間」という「はざまの時間」。
円城寺あや 岡本舞 大島葉子
川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 さとうこうじ
杉山英之 東谷英人 荻野貴継 武山尚史
松岡洋子 樋尾麻衣子 田中結佳 長谷川千紗
秋定史枝 根兵さやか 桐畑理佳 川崎理沙 齋藤宏晃
鴨川てんし・中山マリ
照明○竹林功 (龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛 (ステージオフィス)
音響操作○森顕子
美術○じょん万次郎
衣裳○大野典子
音楽○太田惠資
振付○矢内原美邦
舞台監督○多和田仁 三津久
テクニカルアドバイザー○森下紀彦
演出助手○城田美樹
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
美術助手○福田陽子
衣裳助手○ぴんくぱんだー・卯月
イラスト○三田晴代
宣伝意匠○高崎勝也
制作○古元道広 近藤順子 鈴木菜子
協力○浅井企画 T-ARTIST (有)スタッフ・テン DULL-COLORED POP
高津映画装飾株式会社 マイド 荒井優 山本真裕 根津奨
Company Staff○小林尭志 宗像祥子 鈴木陽介 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ
坂手洋二とゲストによるアフタートークを開催
11月24日(月) 14時の部 竹下景子(俳優)