過去の上演作品[2006-2010]
過去の上演作品[2006-2010]
Philippine bedtime stories [2007]
フィリピンベッドタイムストーリーズ
演出○吉田智久 訳○珍田真弓・桑山沙衣子
日本語版上演台本・芸術監督○坂手洋二
<東京>2007年2月1日(木)〜4日(日) 森下スタジオCスタジオ
<伊丹>2007年2月9日(金)〜11日(日) AI HALL [共催公演]
<フィリピン>2007年2月17日(土)〜18日(日) シナグ・アーツ・スタジオ
2007年2月23日(金)〜25日(日) フィリピン国立劇場スタジオシアター「パトゥーテ」
07/02/01
かつてない国際コラボレーション、
ベスト・セレクションによる日本・フィリピンツアー決定!
『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ』2004年版と2006年版「2」を 新たに再構成。
ベッドを舞台とした連作シリーズが、ボーダレスのさらなる地平を拓く!
ベッドこそ世界
あなたの吐息がわたしを溶かし
わたしのぬくもりがあなたを研ぎ澄ます
そう 私たちはここから生まれ、いつか消える
<CAST>
ロディ・ヴェラ Rody Vera
マイレス・カナピ Mailes Kanapi
レイ・バッキリン Raye Baquirin
アンジェリ・バヤニ Angeli Bayani
ジョジット・ロレンソ Jojit Lorenzo
マージ・ロリコ Marj Lorico
宮本裕子
中山マリ
川中健次郎
鴨川てんし
向井孝成
杉山英之
ドゥルセの胸に1,000の詩を Isang Libong Tula para sa Dibdib ni Dulce
作○ラリー・ブーコイ Written by Lallie Bucoy
トトイ Totoy ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ロディ・ヴェラ Rody Vera
ドゥルセ Dulce ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ マイレス・カナピ Mailes Kanapi
男 Lalake ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ジョジット・ロレンゾ Jojit Lorenzo
代理母ビジネス Single Brown Female
作○ビック・トレス Written by Vic Torres
ララ Lara ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ レイ・バッキリン Raye Baquirin
外国人夫婦 Mag-asawang foreigner ・・・・ 川中健次郎 Kenjiro Kawanaka/中山マリ Mari Nakayama
イニーゴ Inigo ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 向井孝成 Takashige Mukai
キム Kim ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 杉山英之 Hideyuki Sugiyama
マヌエル Manuel ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ジョジット・ロレンゾJojit Lorenzo
岸 Kishi ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鴨川てんし Tenshi Kamogawa
ジェフ Jeff ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ジョジット・ロレンゾ Jojit Lorenzo
アスワン〜フィリピン吸血鬼の誕生〜 Ang Unang Aswang
作○ロディ・ヴェラ Written by Rody Vera
[ A ]
兵士1 Soldier 1 ・・・・・・・・・ 鴨川てんし Tenshi Kamogawa
兵士2 Soldier 2 ・・・・・・・・・ 向井孝成 Takashige Mukai
大尉 Captain ・・・・・・・・・・・ 川中健次郎 Kenjiro Kawanaka
アスワン Aswang ・・・・・・・ 宮本裕子 Yuko Miyamoto
男 Lalaki ・・・・・・・・・・・・・・・ ジョジット・ロレンゾ Jojit Lorenzo
母 Nanai ・・・・・・・・・・・・・・・ マージ・ロリコ Marj Lorico
[ B ]
アスワン Aswang ・・・・ アンジェリ・バヤニ Angeli Bayani
男 Lalaki ・・・・・・・・・・・・ 杉山英之 Hideyuki Sugiyama
猪 Baboy Ramo ・・・・・・ マージ・ロリコ Marj Lorico
コロス Chorus ・・・・・・・ ロディ・ヴェラ Rody Vera
ジョジット・ロレンゾ Jojit Lorenzo
レイ・バッキリン Raye Baquirin
川中健次郎 Kenjiro Kawanaka
鴨川てんし Tenshi Kamogawa
中山マリ Mari Nakayama
離れられない Walang Iwanan
作○レネ・ヴィラヌエヴァ Written by Rene Villanueva
女 Babae ・・・・・・・・・・・・・・ 中山マリ Mari Nakayama
男 Lalake ・・・・・・・・・・・・・・ ロディ・ヴェラ Rody Vera
フィリピンパブで幸せを Ligaya sa Isang Pinoy Bar
作○内田春菊 Written by Syungiku Uchida
女 Babae ・・・・・・・・・・・・・ マイレス・カナピ Mailes Kanapi
男 Lalaki ・・・・・・・・・・・・・・ 向井孝成 Takashige Mukai
女の母 Nanay ・・・・・・・・・ マージ・ロリコ Marj Lorico
女の父 Tatay ・・・・・・・・・・ 川中健次郎 Kenjiro Kawanaka
召使 Servant ・・・・・・・・・・ ジョジット・ロレンゾ Jojit Lorenzo
メイド Maid ・・・・・・・・・ ロディ・ヴェラ Rody Vera
妹1 Sister 1 ・・・・・・・・・ レイ・バッキリン Raye Baquirin
妹2 Sister 2 ・・・・・・・・・ 宮本裕子 Yuko Miyamoto
妹3 Sister 3 ・・・・・・・・・ アンジェリ・バヤニ Angeli Bayani
日本語+タガログ語上演(一部日本語字幕付き)
Performed in Japanese and Tagalog
<STAFF>
照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
音響操作・進行助手○内海常葉
舞台監督○高橋淳一 美術○じょん万次郎
衣裳○大野典子 衣裳助手○桐畑理佳
通訳・進行助手○伊勢谷能宣
演出助手○清水弥生・坂田恵
進行助手○小金井篤 宣伝意匠○高崎勝也 協力○(株)ユマニテ/C-COM
Company Staff○猪熊恒和 大西孝洋 江口敦子 樋尾麻衣子 宮島千栄 久保島隆
阿諏訪麻子 安仁屋美峰 樋口史 高地寛 嚴樫佑介 久保志乃ぶ
制作○古元道広・近藤順子・小池陽子
■当日配布パンフレットより
ごあいさつ
昨年、この作品の準備と今後のフィリピン演劇との新たな交流に向けて、マニラに数ヶ月滞在していた。今年度のマニラ演劇は元気だ。その訳の1つは、 日比国交回復50周年にあたり、タンハーラン・フィリピーノ(フィリピン国立劇場附属劇団)にジャパンマネーがまわったことがあるだろう。またロディ・ ヴェラ率いるライターズ・ブロック(劇作家の集い)の主催するヴァージンラボフェスティバル(処女戯曲実験演劇祭)が軌道に乗ったこともあるだろう。それ にPETA(フィリピン教育演劇協会)が新しい劇場をオープンさせたことも大きく影響している。
ともかく、私が文化庁の在外研修員制度でマニラに滞在していた2002年度に比べ、2006年度は有力劇団の公演数だけみても圧倒的に活発である。そして 演劇が元気なマニラの、この年度末に、我らが『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ』はマニラで上演されることになった。何とも良い時期に公演のチャンスが巡って来たことに、つくづく『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ』の運の良さを再認識する。いつかはマニラに逆輸入させたいと、日本で育ててきた作品がいよいよ里帰りするのだ。
楽しみである。
そして今日、その里帰りに先立って皆様と出会います。皆様からきっと良いお土産を頂けることでしょう。
本日はご来場頂き、ありがとうございます。
吉田智久<よしだとしひさ>
転位・21を経て、1995年『反戦自衛官=森の中のまわり道』より燐光群に参加。俳優として活動後、2000年より演出助手。2002年文化庁在外研修 によりフィリピンに渡る。2004年に初演出作『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ』、2005年『フィリピンひとりぼっち』、2006年『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ 2』を発表。自転車キンクリーツSTORE『ブラウニング・バージョン』に演出助手として参加。鄭義信脚本・演出『バケレッタ』(主催=国際交流基金/タ ンハーラン・フィリピーノ(フィリピン国立劇場附属劇団)において、テクニカル・ディレクターを担当。2006年10月〜11月にシナグ・アーツ・スタジ オとフィリピン国立劇場での上演・製作に関わる。