過去の上演作品[2006-2010]
過去の上演作品[2006-2010]
PHILIPPINE BEDTIME STORIES [2006]
燐光群+フィリピン国際交流プログラム
フィリピン ベッドタイム ストーリーズ
作○ロディ・ヴェラ/リザ・マグトト/内田春菊
演出○吉田智久
訳○珍田真弓
日本語版上演台本・芸術監督○坂手洋二
<東京>2006年3月23日(木)〜27日(月) 笹塚ファクトリー
日本語+タガログ語上演(一部日本語字幕付き)
06/03/23
"Ang Unang Aswang" written by Rody Vera
「アスワン 〜フィリピン吸血鬼の誕生〜」 作 ロディ・ヴェラ
CAST
Filipino Version
犬 Aso ・・・・・・・・・・・・・・ ロディ・ヴェラ Rody Vera
猫 Pusa ・・・・・・・・・・・・・ マイレス・カナピ Mailes Kanapi
猪 Baboy Ramo ・・・・・・ メイ・パナー Mae Paner
アスワン Aswang ・・・・ アンジェリ・バヤニ Angeli Bayani
男 Lalaki ・・・・・・・・・・・・ ノル・ドミンゴ Nor Domingo
母 Nanay ・・・・・・・・・・・・ 桐畑理佳 Rika Kirihata
Japanese Version
犬1 Aso 1 ・・・・・・・・・・・・ 鴨川てんし Tenshi Kamogawa
犬2 Aso 2 ・・・・・・・・・・・・ 小金井篤 Atsushi Koganei
猫1 Pusa 1 ・・・・・・・・・・・ 木下祐子 Yuko Kinoshita
猫2 Pusa 2 ・・・・・・・・・・・ 樋口史 Fumi Higuchi
猪1 Baboy Ramo 1 ・・・・ 川中健次郎 Kenjiro Kawanaka
猪2 Baboy Ramo 2 ・・・・ 安仁屋美峰 Miho Aniya
アスワン Aswang ・・・・・ 阿諏訪麻子 Asako Asuwa
男 Lalaki ・・・・・・・・・・・・・ 杉山英之 Hideyuki Sugiyama
"Kung Paano Hubdan ang Hinubaran" written by Liza C. Magtoto
「それで裸になったつもり?」 作 リザ・マグトト
CAST
Filipino Version
男 Lalaki ・・・・・・・・・・・ ロディ・ヴェラ Rody Vera
女 Babae ・・・・・・・・・・・ メイ・パナー Mae Paner
看護師1 Nurse1 ・・・・ ノル・ドミンゴ Nor Domingo
看護師2 Nurse2 ・・・・ アンジェリ・バヤニ Angeli Bayani
Japanese Version
男 Lalaki ・・・・・・・・・・・ 鴨川てんし Tenshi Kamogawa
女 Babae ・・・・・・・・・・・ 木下祐子 Yuko Kinoshita
看護師1 Nurse1 ・・・・ 小金井篤 Atsushi Koganei
看護師2 Nurse2 ・・・・ 樋口史 Fumi Higuchi
"Ligaya sa Isang Pinoy Bar" written by Shungiku Uchida
「フィリピンパブで幸せを」 作 内田春菊
CAST
女 Babae ・・・・・・・・・・・ マイレス・カナピ Mailes Kanapi
男 Lalaki ・・・・・・・・・・・ 内海常葉 Tokoha Utsumi
女の母 Nanay ・・・・・・・ メイ・パナー Mae Paner
女の父 Tatay ・・・・・・・ 川中健次郎 Kenjiro Kawanaka
召使 Servant ・・・・・・・ ノル・ドミンゴ Nor Domingo
メイド Maid ・・・・・・・・ ロディ・ヴェラ Rody Vera
妹1 Sister 1 ・・・・・・・ 工藤清美 Kiyomi Kudo
妹2 Sister 2 ・・・・・・・ 安仁屋美峰 Miho Aniya
妹3 Sister 3 ・・・・・・・ アンジェリ・バヤニ Angeli Bayan
STAFF
照明/竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響/島猛(ステージオフィス)
音響操作/勝見友理
舞台監督/高橋淳一
美術/じょん万次郎
衣裳/大野典子
演出助手/清水弥生・坂田恵
文芸助手/久保志乃ぶ
宣伝意匠/高崎勝也
イラスト/内田春菊
美術協力/Carla Valverde
協力/高津映画装飾株式会社 PETA
Herbert Go 丸岡祥宏 吉田和美 米倉由貴絵
岡野彰子 加藤真砂美 河本三咲 増永紋美 八代名菜子
制作/古元道広・近藤順子
制作助手/小池陽子
Company Staff/中山マリ 猪熊恒和 大西孝洋 江口敦子 樋尾麻衣子
向井孝成 宮島千栄 裴優宇 久保島隆
助成/東京都芸術文化発信事業
後援/フィリピン大使館
独立行政法人 国際交流基金
平成17年度文化庁芸術創造活動重点支援事業
当日配布パンフレットより
「一言」ご挨拶。この作品は、その名の通り2004年11月に上演した「PHILIPPINE BEDTIME STORIES」の第二弾である。
前作との大きな違いは、新作書き下ろしになったということだ。そのきっかけは前作出演者でありフィリピンでの本業は作家であるRODY VERAが、千秋楽の後「この交流を続けていきましょう! 私が書き下ろすことも出来ます。」といった一言だった。
思えば第一弾を企画したきっかけも、私が2003年マニラでの在外研修中にPETA(フィリピン教育演劇協会)の仕事で上演したNOR DOMINGO出演の「WALANG IWANAN(離れられない)」の後で、「この作品を日本で上演したいね。」という彼の一言だった。
この作品の後には、誰のどんな一言に出会うことが出来るのか。そして次は、どんな素敵なベッドタイムストーリーズが生まれるのか。前回よりバリエーションが広がった戯曲。増えた仲間。この出会いがいつか、私たちの「エピソード」として語られたら……。と、こんな軽めのスタンスでここまで辿り着くことが出来ました。改めて皆様に感謝します。
「Salamat sa iyong lahat! ありがとうございます。」
演出 吉田智久<よしだとしひさ>
転位・21を経て、1995年『反戦自衛官=森の中のまわり道』より燐光群に参加。俳優として活動後、2000年より演出部助手。2002年文化庁在外研修によりフィリピンに渡る。2004年に初演出作『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ』、2005年には『フィリピンひとりぼっち』を発表。自転車キンクリーツSTORE『ブラウニング・バージョン』に演出助手として参加。
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ごあいさつ
一昨年の前作『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ』は、新たな演出家のデビュー作としても、国際交流合作としても、かなりの水準を示せたのではないかと思う。基本的にはいずれもホテルの一室を舞台にするという形での、選ばれた戯曲三本のバランス・まとまりもよかった。
今回の三本は、この公演のために書き下ろされたものだけのことはあって、それぞれが野心に満ちている。
『アスワン』は、ロディ・ヴェラがすぐれた劇詩人であることを示している。寓意の中に様々な角度からの批評性を備えている。岸田理生の小編戯曲を思わせる。西欧文明とアジア、男と女、現在と過去、人工文明と自然、都市と辺境、ヒューマニズムと野生、それらの対比の構図は紋切り型に収まることなく、生命を持つ者どうしの葛藤の悲哀を描くスケールにまで昇華されている。
『それで裸になったつもり?』は、まず、艶笑喜劇として楽しめる。通俗劇の体裁を取りながら、フィリピン社会の空気を巧みに滲ませている。あまり内容を示すと「ネタばれ」になってしまうのでこれ以上は説明しないが、ここで描かれる「純愛」は、どの社会をも覆おうとする「保守的なもの」への抗いであるように読み取れる。
『フィリピン・パブで幸せを』は、日本作家初めての参入であり、シチュエーションと会話の面白さに魅せられる。私たちと内田春菊さんの世界の初めての出会いがこのような形で実現したのは、ほんとうに幸せである。
日本語版に手を入れるに当たっては、原本の持ち味をなるべくダイレクトに伝えられるよう、最低限の整理にとどめた。
しばらく日本を離れていたので、稽古に立ち会った時間はわずかである。それにしても、自分がシドニーで演出をして一ヶ月半を過ごした直後のためか、稽古場でフィリピンからのメンバーやポルトガルからやってきたカルラさんと一緒にいることに、違和感は全くない。『天皇と接吻』『南洋くじら部隊』から続けてきた国際交流企画は、私たちの新しいスタンダードとなってきている。
これが三本目となる吉田演出に、ご期待下さい。
坂手洋二
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"Ang Unang Aswang" 「アスワン 〜フィリピン吸血鬼の誕生〜」
作 ロディ・ヴェラ
「フィリピン ベッドタイムストーリーズ」は、ますます大きく、より魅力的なプロジェクトとなった。2004年に私たちが初めてこの作品の第一弾を上演する際に、私はとてもわくわくした。なぜならば、フィリピン人作家が書いた作品を外国の劇団が上演することは滅多にないことだったからだ。その実験的な上演により、私の国の劇作家が多くの観客を引き寄せる可能性を秘めているということがわかったことだけでも、私にとっては十分だった。
今回の2度目の「フィリピン ベッドタイムストーリーズ」の上演は、さらに大胆でさらに野心にあふれたものだと言える。前回よりも、日本人俳優とフィリピン人俳優との舞台上での絡みはより深まった。この作品では、ベッドの概念とストーリーテリングの可能性をさらに広げようとしている。「アスワン 〜フィリピン吸血鬼の誕生〜」では、ベッドは悪夢の中で展開されるような話にぴったりなものに、「それで裸になったつもり?」では、ベッドは生死の境をさまようようなファンタジーにふさわしい遊び心あふれたセットに変身する。そして、「フィリピンパブで幸せを」では、ベッドは見る人によって罠に見えたり、あるいは歓迎のお祝いのために作られたセットに見えたりする。このコラボレーションにかかわった演劇人にとって、このような舞台装置の変容を体験できることは喜ばしいことであっただろう。
これからも燐光群とフィリピンの演劇人との絆が続いていくよう、願っている。楽しく、ご観劇あれ!
Rody Vera <ロディ・ヴェラ>
俳優、劇作家、演出家、歌手、インストラクター、翻訳家であり、PETAの前芸術監督。黒テントとコラボレーションを行った経験があり、世田谷パブリックシアターの「アジア現代演劇コラボレーションプロジェクト」のメンバーの一員である。劇作多数。また、複数のシェイクスピア作品をタガログ語に翻訳している。これまでに、ドン・カルロス・パランカ文学記念賞を数回受賞している。
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"Kung Paano Hubdan ang Hinubaran" 「それで裸になったつもり?」
作 リザ・マグトト
どれだけのカップルが自分たちの関係に飽き飽きしていることでしょう?そうなってしまったら、彼らはどうやって2人の生活に喜びを見出したらよいのでしょう? どうして、ベッドの中で、自分のパートナーにドキドキしなければならないのでしょう? 彼らは、自分たちがもう若くないこと、魅力的でないという事実を受け入れられないのでしょうか?どうして女性(あるいは男性)は何が自分を本当に幸せにするのかを相手に伝えることができないのでしょう?
この作品を演じるには、俳優には多大な努力が必要となるでしょう。主人公は作品の中でロール・プレイをするのですが、俳優はいつでも、あたかもそれを初めてやるように見せなければなりません。もちろん、初めてやるわけではありませんが、何度もやったという彼らの体に染みついた過去を隠さなければなりません。日本の観客のみなさん、この作品をどうぞ楽しんでくださいね。
燐光群のみなさん、この作品を上演してくれてありがとう!「どうもありがとうございます!」Maraming salamat po!
Liza C. Magtoto<リザマグトト>
脚本家、劇作家。女優、編集者、特集記事のライター、グラフィックデザイナーでもある。PETAのメンバーで、Artist-teacherをつとめる。海外のビデオやフィルムドキュメンタリーを製作しており、子供や若い女性のための教育番組も多く手掛けている。ドン・カルロス・パランカ文学記念賞受賞。1999年に国際交流基金による日本の劇場視察や、2002年には劇団影法師のアシスタントとして二度の来日経験をもつ。
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"Ligaya sa Isang Pinoy Bar" 「フィリピンパブで幸せを」
作 内田春菊
楽しかったフィリピンパブ
私が出た『ブラウニング・バージョン』に吉田くんが演出助手で入ってた時この芝居の話を聞き、そのときから「じゃあ私も書くよ」って言ってたのだが、最初は何故か真に受けてくれなかった。私は吉田くんが文化庁の留学でフィリピンを選んだってのがいいと思ったのだ。ロンドンしか行けないもんだと思ってたしさ。
その後やっと本気にしてもらい、「やっぱしどこかしらフィリピンがらみにしていただきたいのですが」
「でも私何にもフィリピンのこと知らないの。どうしたらいい?」
「フィリピンパブに行ってみるのはいかがでしょう」
「それいいかも!」
そしてたまたま私の住む街にフィリピンパブがあったので、スタッフとぞろぞろ行った。みんな歌ったり踊ったりしてたのに、吉田くんだけはタガログ語で一所懸命取材してました。日本のホステスと違って、誰かが歌うと席に着いてた人全員が立って踊るのがよかった。日本ではおざなりに聞いて拍手だけして「もっと歌って〜」とか言うじゃん、私、あれ苦手。
その時にゲイの男の子が一人いたのだが、フィリピンの女性たちの彼に対する明るく暖かい反応が素晴らしく、それでこの話が書けたというわけです。
内田春菊<うちだしゅんぎく>
漫画家、小説家、女優、歌手。1984年、四コマ漫画で漫画家デビュー。1993年に発表した初めての小説『ファザーファッカー』はベストセラーとなり、直木賞候補となる。代表作『南くんの恋人』はテレビドラマ化もされている。女優としても活躍しており、昨年10月の自転車キンクリートSTORE テレンス・ラティガン3作連続公演『ブラウニング・バージョン』にも出演している。
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<フィリピン人俳優 コメント & プロフィール>
Nor Domingo <ノル・ドミンゴ>
私は、いつも2つの文化間のコラボレーションを楽しみにしてきた。他国の文化から何か新しいものや独特なものを取り入れることができればと思いながらこのプロジェクトに取り組んだ。私は、燐光群にとっても同じ効果が得られればと思う。
「アスワン」のようなフィリピンの民話が日本語にどのように翻訳されるのかを見ていくのも興味深いことであった。日本人はフィリピンの世界のようなテキストを理解できないかもしれないが、日本語版「アスワン」を見るのは、新鮮な感じがした。このことがフィリピン人にとっても、日本人にとっても楽しい経験になったことは言うまでもない。
燐光群の作品にはこれで3度目の参加となる。 最初のものは、『トーキョー裁判 1999』、そして2度目は2000年の『南洋くじら部隊』であった。彼はまた、1997年にフィリピンのPETAと日本の黒テントのコラボレーション作品である『ロミオとジュリエット』(フィリピン語タイトル Romeo at Julieta : Isang Komedi)にも出演している。彼は、PETAで指導的な立場にある、俳優兼演出家であり、また将来を期待される撮影監督である。
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Mailes Kanapi<マイレス・カナピ>
燐光群ファミリーと一緒に仕事をするのは今回で2回目になりますが、そのことをとてもうれしく思っています。私は彼らと初めてコラボレーションをした時に非常に楽しかったので、それが終わってすぐ彼らと、演出家である吉田さんとまた別のプロジェクトをやりたいと思っていました。吉田さんは、私たちの時代において最も刺激的な演出家の一人だと思っています。フィリピン人として、私は彼が、フィリピンのオリジナル作品を日本で上演し、これら2つの国を結び付けようとしてくれたことにとても感動しました。この燐光群のプロジェクトで、私はとても刺激を受けました。私たちの作品への解釈がどんなに多様であっても、芸術家としての情熱、炎と熱望を人に語り伝えたいと切に願う気持ちを私たち全てが共有しており、私たちの間には何のバリアもないのだということを発見したからです。
ディリマンにあるフィリピン大学からプロの俳優としての第一歩を踏み出す。これまでに演劇、テレビドラマ、映画、テレビCMなどで広く活躍し、現在は高校や大学において、基礎演技指導や広告・メディア教育の講師、フリーランスでテレビCMのアシスタントディレクターを務め、また声優業も行っている。2002年の12月には、東京国際フェスティバルにおいて、弘前劇場の『インディアン・サマー』に出演した。最新の作品としては、『Sepharad』『 No Exit 』『愛の構造』、そしてシンガポールの劇団ネセサリー・ステージでの、ロディ・ヴェラ作・演出によるモノローグ・プレイである『Flor』、『リズム・メソッド』『ベニスの商人』『沈黙のさなかで』『異言を語る』、ミュージカル『奇跡』に出演した。今回、燐光群には2度目の参加になる。
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Mae Paner <メイ・パナー>
燐光群とのコラボレーションの期間はとても短く、桜坂の桜が咲いて散るような、そんな甘い感じがする。へへへ!私は、ヨシ(吉田)のスピリットと、ヤヨイ(清水)とキリ(桐畑)の優しさとボッコ(木下)の情熱的な演技に感動した。スギ(杉山)のマッサージ、サンバのウォームアップ、カワナカ(川中)のつばのシャワーを忘れることなど、とうていできないだろう。
最後に、真面目に言おう。私はこの作品の一員となったことで、私たちは似ているけれど違っている、そして違っているけれど似ている、ということがはっきりとわかった気がする。
テレビCMのフィルム・ディレクター、舞台・映画・テレビで活躍する女優。子ども人権センターのテレビCMで、2000年の公共放送最優秀広告賞を受賞。ユニセフのSay Yes for Childrenキャンペーンでニューヨークで開催されたエミー賞にノミネートされている。Mar Roxas氏の上院議員選挙初出馬のためにテレビCMを製作。また、2003年に『美の真実−ダンスの真実』、2001年に『Insiang』『三文オペラ』等に出演。他、2002年『ボーイング・ボーイング』(シンガポール)、1987年に『核』(マレーシア)、『Panata sa Kalayaan』(カナダ・アメリカ・イギリス・ドイツ・イタリア・スウェーデン等)に出演している。
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Angeli Bayani <アンジェリ・バヤニ>
燐光群と2日間リハーサルをしただけで、私はすぐに、私たちには何かをするときのやり方が違うということに気がついた。 同時に、演劇の俳優として私たちの間には多くの共通点があるということを発見して非常に嬉しく思った。完全な規律、信じられないほどの情熱、自分がやることへの子供のような元気さ、これら全てが彼らの特徴だと言える。私は、類似点と同じくらい多くの差異があるこれらの人々と一緒に仕事ができて楽しかった。この経験によって、私たちはさらに前進したと言えるだろう。
燐光群の皆さんは心温かく、愛情あふれる人々だ。私にとって初めての経験となる彼らとのコラボレーションは忘れがたいものとなった。私は今後もさらなるプロジェクトが続き、ここで文化の間に芽生えた、愛と学びの花が咲き続けるよう、強く願っている。
Tanghalang Pilipino Actors' Company の実習生であり、フィリピン・カルチュラル・センター併設の劇団へ4年間の所属経験がある。フィリピン大学で、UP(フィリピン大学)Repertory Companyの劇団員として演劇の勉強を始めた。『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ2』は、燐光群との初めてのコラボレーション作品である。