過去の上演作品[2006-2010]

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Hiblang Abo/Contemporary Noh Plays Three Sisters

 

白髪の房

ルネ・Oヴィラヌエヴァ 英訳ドリーン・G・フェルナンデス

常田景子 演出竹内一郎

現代能楽集 三人姉妹 フィリピン ヴァージン・ラボ・フェスティバル207上演作品<日本初演>

坂手洋二 演出内藤裕敬

芸術監督坂手洋二


<東京>2007年8月30日(木)〜9月5日(水) 笹塚ファクトリー

 

07/08/30

ここは人生の終着駅
涙なんかごめんだぜ
おしまいってだけなんだ
死んだやつはいなくなる
生きてるやつはもうちょっとそこにいる


フィリピンの現実を独自の手法で描く
現代フィリピン演劇を代表する劇作家、
ルネ・ヴィラヌエヴァの代表作『白髪の房』。
本年度フィリピンヴァージンラボ・フェスティバルで世界初演された
坂手洋二<現代能楽集>シリーズ最新作『三人姉妹』。
ミリオンセラー『人は見た目が9割』の著者であり
フィリピンとの交流も続けてきた竹内一郎、
南河内万歳一座の内藤裕敬、
強力な演出陣を得て、フィリピンと日本を繋ぐ二作品、
ついに日本初演!

CAST

中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和

樋尾麻衣子 向井孝成 杉山英之 小金井篤 秋葉ヨリエ

阿諏訪麻子 安仁屋美峰 高地寛 伊勢谷能宣

西川大輔 吉成淳一 武山尚史


STAFF

美術・衣裳=伊藤雅子
照明=竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響=松本昭
舞台監督=高橋淳一
音響操作=内海常葉
演出助手=伊勢谷能宣 武山尚史 坂田恵 秋葉ヨリエ
イラスト=内田春菊
宣伝意匠=高崎勝也
協力=オフィスワンダーランド 南河内万歳一座 On The Run
制作=古元道広 近藤順子
Company Staff=清水弥生 大西孝洋 江口敦子 宮島千栄 久保島隆 桐畑理佳 

樋口史 嚴樫佑介 久保志乃ぶ 小池陽子

助成=財団法人セゾン文化財団+EU・ジャパンフェスト日本委員会 共同支援事業

白髪の房

4人の老人たちが収容される「施設」。
ある劇作家の、若く幸福な日々の回想。
そしてルームメイトたちの悲劇的な最期の物語。
過去と未来から隔絶された場所で、
現代フィリピンの姿が浮かび上がってくる……。
置き去りにされた老人たちの、切実な暮らしを重厚に描く、
劇作家ルネの代表作。





現代能楽集 三人姉妹

何もない空間……、そこは劇場。
そして戦場。
真夜中の劇場で『三人姉妹』の上演が行われようとしている。
三人の女優と、戦火を逃れてきた兵士たちの邂逅は、
思わぬ真実をあぶり出す。
私たちはなぜ生まれたのか。なんのために苦しむのか。
それがわかったら……。


1993年、燐光群<現代能楽集>シリーズ開始。
2004年、燐光群+フィリピン国際交流プログラム開始。

未知なる劇の地平を求めて踏み出す、新たな一歩。




ルネ・O・ヴィラヌエヴァ Rene O.Villanueva
2004年、フィリピンの芸術家・文化人への最高の賞Gawad CCP Para Sa Siningを文化部門で受賞。ドン・カルロス・パランカ文学記念賞も数回に渡り受賞。フィリピン大学デリマン高のクリエイティブ・ライティングコースに て児童文学創作を教えており、子供のための多くの作品でも高い評価を得ている。燐光群『フィリピン ベッドタイム ストーリーズ』(04年・07年)では『離れられない』が上演されている。


竹内一郎
漫画家・劇作家・漫画原作者。非言語コミュニケーションをわかりやすく説いた『人は見た目が9割』(新潮新書)がミリオンセラーに。『手塚治虫=ストー リーマンガの起源』(講談社)でサントリー学芸賞(芸術・文学部門)、筆名(さいふうめい)で発表した『戯曲・星に願いを』で文化庁・舞台芸術創作奨励賞 佳作、『哲也 雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞。『ビッグコミックスペリオール』で『天狼』を連載中(原作担当)。


内藤裕敬
作家・演出家・俳優。南河内万歳一座・座長。1980年に『蛇姫様』(作・唐十郎 演出・内藤裕敬)で南河内万歳一座を旗揚げし、その後より全作品の作・ 演出を手がける。1997年『夏休み』でOMS戯曲賞大賞を受賞。2000年、OMSプロデュース『ここからは遠い国』で、読売演劇大賞・優秀演出家賞受 賞。著作に『内藤裕敬/劇風録其之壱』(処女戯曲集)、『青木さん家の奥さん』がある。劇団外での作・演出も多数。